来年秋には名古屋の地で「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が開かれます。世界中から数多くの専門家が集まり、生物を取り巻く環境の現状や未来について語られます。この機会に、私たちもその知識や問題、そして未来について学び、語り合う機会を持ちたいと思います。今回は「世界の森」をテーマに、アーティストから環境活動の専門家など、それぞれの分野で活躍されている5名の講師を招きお話を伺います。会場となる名古屋文化短期大学のみなみやま学舎は、今から50年前に岐阜県白川郷から移築された合掌造りで、150年以上前の建築です。この2009年2月に、白川郷より職人を招き、世界遺産の建物と同じ材料・工法で見事に葺き替えました。今日、日本の「里山」という人と自然との共存の考え方は、これからの地球環境や人と自然とのつながりを持続させるための鍵とも言われています。新しい装いとなった合掌家屋の囲炉裏端は、きっと楽しく、意味深い語らいが生まれることでしょう。ぜひご参加ください。
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